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INTEC - 帯電電荷量測定装置, EC-5

INTEC - 帯電電荷量測定装置, EC-5

Brand: INTEC
Model No: EC-5
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=摩擦帯電電荷量測定法=

試験片を摩擦布によって摩擦し、摩擦帯電させた後、発生した電荷量を測定する方法であり、導電性繊維を 混入した織物及び編物を摩擦したときの、静電気発生量の評価に適するが、電荷量の減衰が見られないため 後加工方式による帯電防止加工の評価には適さず、また摩擦操作が手動であることなどの難点がある。 なお、実用特性としては、ほこり付着や放電障害などの評価ができる。

=装置及び材料=

1)帯電電荷量測定装置:

  • ① ファラデ-ケ-ジ (金属製二重円筒)
  • ② 電位計[測定範囲 DC ±(10 mV ~ 10V) 以上], 入力抵抗 1 x 1012Ω 以上の振動容量形電位計又はエレ クトロメ-タ-などのものとする。
  • ③ コンデンサ(エレクトロメーター内蔵)
  • ④ 絶縁板(絶縁抵抗 1 x 1012Ω 以上のふっ素樹脂, アクリル樹脂又はポリカ-ボネ-ト樹脂のものとする。
  • ⑤ ポリエステル粘着テ-プ(ファラデ-ケ-ジに装着)

2)摩擦装置:

  • (a) 摩擦棒 長さ約 400 mm の硬質塩化ビニル製(JIS K 6741 に規定する VP25)の棒に, ウェ-ル方向 500 mm, コ-ス方向 450 mm の大きさのナイロン又はアクリルの摩擦布を, ウェ-ル方向を巻付け方向とし て約 5 周巻き付け, その両端を引っ張って管の内側に折り返し固定したものとする。
  • (b) 敷板 摩擦棒に用いたものと同じ摩擦布で, ウェ-ル方向 450 mm, コ-ス方向 400 mm の大きさのも のを, 図 2 のように大きさ 320 x 300 mm, 厚さ 3 mm のアルミニウム板の両端に, 厚さ 50 μm 以上, 幅 20 mm 以上のポリエステル粘着テ-プを用いて, 四方から巻き込むように固定したものとする。
  • (c) 敷台 図 3 に示すような木製の台とする。
  • (d) 絶縁棒 直径約 20 mm, 長さ約 500 mm のアクリル製のものとする。

3)除電装置 自己放電式又は電圧印加式除電器。

4)摩擦布 ナイロン及びアクリルの編地。